| (飛行機に乗っているとどうしようもないことがひとつある。それは冷暖房である。飛行機には基本的に暖房しか存在しない。冷房は外の空気を入れればただなのである。もちろん、航行高度の気温は零度以下である。 いま、非常に暑い。珍しく暖房が効きすぎである。概して飛行機は寒いのであるが、暖房が効きすぎると暑くなるのは分かるがパキの飛行機で暑くなるとは思わなかった。(経費節減どうなってるのかな?) 昔、エアーコンディショナーが壊れて、非常に参った事があった。それはサンパウロからリオ・デ・ジャネイロに行く飛行機であった。飛行時間は僅かに一時間ほど、飛行機は定刻になっても搭乗者を入れず、航空機の調整中とのアナウンスであった。 かなり待たされた後、乗った飛行機は、今までの飛行機とは明らかに何かが違う。ムッとする異様な空気で充満しているのである。だが、その時点では何も気づかなかった。 飛行機は、そのまま飛び立った。定刻から1時間遅れ、アナウンスでエアーコンディショナーが故障し、お待たせして申し訳ないと機長からのアナウンス。まあ、よしとしよう! 20分ほどすると機内の温度が明らかにおかしい。温度は30度以上に感じられた。乗客が文句をいう!みんな汗ばんでいる。スッチの額にも汗が流れている。 そのうち機長から、アナウンスがあった。「まだ、壊れてるようです」 おいおい! まじか?! 機内は地獄と化した、まるでサウナ風呂だ! しかも「やーめた」といって冷水を浴びるための逃げ場もない。 リオ・デ・ジャネイロの空港に降り立った中で、一際目立つ集団がいた。額からは汗ダラダラ。服の背中にはべったりと汗の跡があり、荷物をもってバスに乗り込む集団。そう我々である。
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